なぜ皆が同じ間違いをおかすのか「集団の思い込み」を打ち砕く技術

トッド・ローズ著

なぜ皆が同じ間違いをおかすのか「集団の思い込み」を打ち砕く技術

 

 

私は子供の頃から変わっているねと言われることが多く、親や先生など周りの大人からもみんなと同じようになれないことを責められることが多くて、それは大人になった今でもそうで、どうしてもみんなが正しいと思っているような生き方は自分には合わなくて我が道を進んでいるけれど、否定されることも多く、周りの声に傷ついたりして、どうして私はみんなと同じように考えて生きていくことができないんだろう?みんなと同じになれたら楽なのにな、と自分を責めることも多かったんです。

みんなと同じを打ち砕くのはもちろんですが、みんなと同じじゃなくてもいいと思いたくて読んだ本でした。

 

同調圧力だとか不満を言うけれどそれに反論せずに黙っていることの弊害や、人間は集団に所属していたいという本能があるとか、どうして間違っていると思っていてもみんなと同じでいることを選んでしまうのか、など読んでいてなるほどなぁと納得する部分が多くて面白かったです。

 

個人的には読み終わったらなんとなく気が楽になったし、集団の性質を知るだけでも無駄に自分を責めなくなるのかなと思います。